「ともに、つくる」を大切に、企業の前進をお手伝い
ひろしまのデザイナーと企業をつなぐ相談窓口

原爆ドーム前の
観光施設で寛ぐ
シーンを考える
事例 握手カフェ
株式会社広島マツダ おりづるタワー
観光施設
株式会社SWITCH
プロダクトデザイン

INTERVIEW

役割をシェアしながら作っていく空間設計

握手カフェはおりづるタワー内にある飲食店なのですが、今回僕たちはハード面をお手伝いさせていただきました。我々は一言で言うと設計事務所です。建築にまつわる色んなものを設計するのが僕らの仕事で、住空間もあればショップもありますし、イベントや展覧会の空間構成だとかもやっています。全体の空間のバランスをとりながら、関連するプロダクトや家具も作っています。もちろん、予算や空間の用途の問題なども色々あるので、優れたものがあれば既製品を使う事もあります。でもデザインするという選択肢は持つようにしています。
どの仕事もそうだと思いますが、僕たちだけでできるわけではなくて、クライアントがいて、事業をコーディネートする立場の方がいますよね。今回もそういう方と役割をシェアしながらお店作りを行っていく中で、どんなメニューを提供するのか、どんな人たちに来てもらいたいのかというソフト面や、周辺環境の特徴などをヒアリングしてイメージを固め、次の段階で3Dのパースを作って提案しながら微調整をしていきました。

広島の文化を世界に発信する場所、というコンセプトを具現化する

握手カフェのコンセプトはまさに、「おりづるタワーの建物の一部である」ということなんですよね。広島の文化の発信をする場所で、同じ1階の隣にある物産館は産業的なものを発信し、握手カフェは食文化を発信する。全世界の人が訪れるような場であることから、現代版の和の文化を落とし込んだ空間を考えました。ここの立地だとか、この場にちなんだもので構成された、和を感じられる空間ですね。
日本文化を感じられる空間に仕上げるということで、和紙を使った照明器具は、平和公園の南側の橋のらんかんを作ったイサムノグチという彫刻家の作品であるAKARIシリーズが使われています。おりづるタワーのキラキラ光るおりづるのオブジェに裸電球で光が映り込むようにして空間を演出しています。

あえて下地材を使って表現した床

僕らの最大のミッションは、たくさんいろんな条件がある中で、事業を実現させるためのハード作りです。これは発注してくれたクライアントに対するミッションです。一方、エンドユーザーに対するミッションもあって、それは、来た人にいいなと思ってもらえること、来た人がまた来たいなと思ってもらえることですね。
例えば、握手カフェ店内の足元の床はコンパネという下地材なんです。床は面積が大きい部分なので、平米単価が大きければコストがかかるのですが、これはコンパネを三角にカットして貼り合わせています。手間はかかるのですが、折り紙のような表現を狙っています。床材だからフローリング貼ってとか、商業施設だからビニール系のフローリングシートみたいなものを貼るのではなく、あえて下地材を使っています。あまりコンセプチュアルにし過ぎても、やり過ぎ感が出ますし、イデオロギーみたいな話になるので、そのあたりを少し埋め込みつつバランスをとり、くつろいでいただける空間にしたいという趣旨ですね。

プロダクトとインテリアを線引きしない、トータルで提案をして”場”を作る

このプロジェクトでは、中のインテリア要素でいうと、照明は僕たちの専門でないからやらない、というわけではありません。要するに、トータルでご提案して、その”場”づくりをお手伝いさせていただいたという事になります。その中で、オリジナルで作った製品が埋め込まれているという感じですね。
逆の場合もあって、「本棚がほしい」「机がほしい」という個別の案件もあります。プロダクトが最初にきて、それから空間を作る場合です。例えば、既存のお店や事務所の改修などは、そこに置いてある既製品とオリジナルのものとを組み合わせながら使ってもらう空間なのですが、必要なものがない場合は一から作るということになりますね。空間全体が統一されるようなオリジナリティーは大切にしたいですね。
ハードだソフトだって言ってますけど、企業さんからは「こんなの作って」というオーダーの仕方より、どんなものを目指しているとか、どんな人にどんなふうに使ってもらいたいとかをおっしゃってほしいですね。やっぱりハードとソフトって一体であって、その方との対話の中で生まれてきたりしますから。

固定概念を外して、選択肢を多く持つ

企業さんには、まずはご相談いただきたいです。「君らに頼んだら何ができるの?」っていう部分で、まずはご相談いただければ、この分野の専門家として、機能もコストも意匠性もバランスのとれたものをご提案させていただく、というスタンスです。すごくとんがったものをつくるためにデザイナーに頼むとか、そういうことではなくて、デザイン性はもちろんのこと、なおかつコストパフォーマンスに優れていて、予算のバランスもとれていて、そういう風なものを実現させたいということであれば、ご相談いただければと思います。
ただ、僕たちの提案するものは固定観念は一旦無視して、みたいなものが多いです。「それ本当に要ります?」っていうような問いかけをしたり。ある意味合理的であり、あり方を見つめなおすみたいなアプローチが多いです。日常にあるカタログに満たされない場合は、オリジナルで作ったりだとか、選択肢を多く持っていただけたらと思っています。

松田 哲也
株式会社広島マツダ 代表取締役会長兼 CEO
株式会社SWITCH

SWITCH&Co.では、ジャンルやボーダーを飛び越えて生まれる新しいアイデアをクライアント様との対話の中から導き出し、便利さの追求はもとより、豊かさを感じ永く使っていただけるデザインを提供したいと考えています。

広島市中区南千田東町1-6 大段ビル203
TEL
082-247-4822
082-247-4822
FAX
082-247-4835
WEB
http://switchdesign.jp
従業員数
8名
創業
2012年
谷川 智明
代表
浅津 真吾
設計チーフ

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