広島市産業振興センターに色彩生活コーポレーション株式会社の小澤氏をお招きし、デザインマネジメントセミナーを開催しました。
小澤氏は、色彩戦略やデザイン経営を企業価値とする組織のマーケティングやマネジメントを専門とし、第19回ひろしまグッドデザイン賞の審査員も務められています。
本セミナーでは、「商品の良さを整理し、価値として伝えるコツ」をテーマに、前半は講義、後半はワークショップを行い、商品価値を正しく言語化して伝えることの大切さと言語化のコツについて学びました。
デザインの価値は、「つくること」だけで完結するものではなく、「言語化して伝えること」が非常に大切であると言います。
外観デザインは商品理解の最初の接点となる一方で、デザインに対する感じ方や受け取り方は人それぞれ異なるため、企業側がデザインの意図や背景を整理し正しく言語化することで、受け手の理解や印象をコントロールすることが重要になってきます。
展示会や商談の場といった限られた空間・時間で商品の価値を伝えることが必要な中で、 「いつ」「どこで」「だれが」「どのように」を意識して、ターゲット層や使用シーンを具体的に想定することで、「商品の特徴」や「商品コンセプト」などを整理することが有効です。さらに「その価値に共感する人が一定数いるのかどうか」という視点で考えることも大切であると触れられました。
後半のワークショップでは、前半の講義内容を踏まえ、自社商品の魅力をどのように伝えるかを各自ワークシートに整理し、グループで共有・フィードバックを行いました。
「なぜそのデザインなのか」「どの価値を軸に伝えるのか」といった問いを通して自社商品の特徴を改めて見つめ直す時間となりました。
小澤氏からは各社に対して、「なぜその色にしたのか」「こうした伝え方も考えられるのではないか」といった具体的なアドバイスをいただきました。
デザインは商品の良さを伝える助けにはなりますが、それだけですべてを伝えることはできません。だからこそ、言葉でしっかり補うことで、受け手に商品価値をより正確に届けられるという気づきは、各社にとって今後の商品づくりや発信を考えるうえで大きなヒントになりました。
小澤さん、ありがとうございました。
と、つくるを運営する広島市産業振興センターではデザイン講習会はじめ、年2回程度のセミナーを開催しています。セミナー情報については、当サイトやフェイスブックページで随時お知らせします。