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デザインの力で
トレイル文化と
地域の魅力を発信
事例 広島湾岸トレイル
広島湾岸トレイル協議会
団体
株式会社ハナブサ - 企画制作室
グラフィックデザイン

INTERVIEW

Uターンした地元を活性化したいという思いと、トレイルとの出会い

広島湾岸トレイル(HWT)のことを知ったのは、2年前に東京で長く勤めていたデザイン会社を退職してUターンで広島に戻って来た時です。トレイルとは、山野の舗装されていない道路のことで「登山用の遊歩道」や「自然散策のコース」のことを意味します。元々、山登りなどアウトドアスポーツが好きで、妻がトレイルランニング(※)にはまっていたこともあり、僕自身もトレイルランニングをやりたかったのですが、東京時代は仕事が忙しくてできなくて。地元の坂町は海も山もあるし、そういうアウトドアスポーツをする環境があるんじゃないかと思っていました。Uターンするにあたり、坂町を楽しく遊べる町としてブランディングすると町全体がもっと良くなるなと思って、自主的に提案ムービーを作ってみたりしていました。というのも前職でプレゼンする際に、提案ムービーをよく作っていたんです。ムービーを作るために色々調べているうちに、偶然見つけたのがHWTの活動でした。

※トレイルランニング

森や山中、自然公園などの未舗装の道を走るスポーツ。

実際に参加したことでつながったご縁

偶然にも活動を見つけたのと同時期にシンポジウムが開催されると知りました。さらに登壇される方が、日本のロングトレイルの先駆けである信越トレイルの代表の方で、妻の知人でもあったこともあり参加してみたんです。そのシンポジウムで坂町を通るルートでのトレイル体験会があると聞いたので、参加してみたら偶然その信越トレイルの代表の方とHWTの会長である田川さんがいらして。田川さんと歩きながら、海と山がある坂町の魅力や、もっとトレイルを有効に活用できるんじゃないかというお話を色々とさせていただきました。その時は名刺交換で終わったのですが、後日ホームページを立ち上げたいとご連絡をいただきました。

活動を広く知ってもらうためのホームページ立ち上げ

田川さんは日本山岳会の会員でもあり、HWTを山仲間有志3名で自主的に立ち上げられてスタートされていました。ボランティア団体ですが、2016年に広島湾岸トレイル協議会として正式に立ち上がり、各地元の山団体含め今では1800人程度のメンバーがいらっしゃいます。トレイルと言っても基本的にはただの山。誰でもどこでも歩けますが、例えば江田島から宮島まで、ちゃんとつながっている一本の道を定期的に整備することで、誰もが山歩きをしやすくなりますし、そこでトレイルランニングができるかもしれない。そのルートをHWTというボランティア団体が中心となって維持管理しているんです。その活動を広く知ってもらうために、まずはホームページを立ち上げました。

トレイルで繋がることで見えてくる地域全体の魅力

HWTの魅力は、なんといってもその景色。山道を歩いていって森が開けたところから広がる瀬戸内海の景色は、感動的に美しいんです。特に、広島市内から宮島に向けて歩くコースも、本当に綺麗で、ここでしか見られない景色。その魅力を少しでも伝えるために、ホームページには画像を多く掲載しています。あとは291.9kmという長いコースということと、広島湾を周回できることがわかるイメージマップを掲載することで、他県のロングトレイルとの差別化をしています。協議会の活動も活発なので、山の日の一斉クリーン活動、着物で山登りをしているグループの活動、災害時の被害状況の報告や復興ボランティア活動などの情報の発信も行っていますね。今後は、HWTのコースを使って、トレイルランニングの世界大会も予定されているので、HWTの存在意義も高めていけたらと思っています。HWTコース周辺の宿泊施設や店舗の活性化など、複合的に街の魅力向上にもつながっていくと思いますね。

統一感のあるグラフィックデザインでHWTの存在を認知

ホームページを立ち上げた後は、各地でHWTを告知するイベントや体験会を行ったり、展示会に出展したり、ポスターやチラシなどの印刷物のデザインを行っています。HWTが盛り上がると、広島の観光資源としても有効になると思いますね。そのためにもまずは存在を知ってもらって、山道を歩く人が増えないと維持されません。歩く人がいないとすぐ草が生い茂るので、歩いて使ってもらうことが、トレイルを維持する1番の方法なんです。HWTを広く認知してもらい、多くの人に愛してもらえるようになることが、HWTの今の目標です。

思いを形にするデザインの必要性

今回の事例も、広島にある魅力的な資源を広く知ってもらうためのデザインですが、前職のデザイン会社でも地域の魅力を発信する仕事を手掛けていました。同じように感じたのが、まだまだやるべき余地はたくさんあるということ。単に人が集まって有意義な活動をしていても、周りに伝わらないと広がっていかない。何か発信するものがあると、その先の人へ伝えやすいんです。デザインすることで思いを形にすることは、改めて重要だと感じています。

自分の経験を活かして、より成果を出しやすい状況を作る

僕自身の本業は、マンションなどに設置されることが多い機械式駐車装置の設計、製造、販売が主な事業である町工場勤務です。2年前にUターンで父が代表を務める株式会社ハナブサへ就職し、社内に企画制作室を立ち上げました。特殊な業界ですが、僕ができるデザインを起点として、お客様との接点を増やすということをしていきたいと思っています。会社のパンフレットも、ただの商品の羅列ではなく、ユーザーに寄り添うような情報発信をしていく準備をしているところです。将来的には会社の技術力と僕の経験を活かして新しいもの作りをしていかないと面白くないので、今はその種をまいている状況です。

良くも悪くもデザインすることで会社の強み弱みがあぶりだされてくるもの。自社のことだけではなく、同業他社様でも何か発信したいという想いのある方がいらっしゃれば喜んで協力したいと思っていますし、そうすることで地域全体が良くなっていくんじゃないかなと思っています。

株式会社ハナブサ - 企画制作室

あなたの熱い想いを「カタチ」にかえるお手伝いをさせていただきます。ホームページやカタログ、会社案内の作成。ロゴマークのリニューアルなどお気軽にご相談ください!

広島県安芸郡坂町横浜中央二丁目10−25
TEL
082-885-0611
082-885-0611
FAX
082-885-0636
WEB
http://kikakuseisakushitsu.com/
従業員数
29名
創業
1950年
花房 慎一
企画制作室 室長/デザイナー

株式会社ハナブサ - 企画制作室のその他のお仕事

機械式駐車場タッチパネル
UIデザイン
空間洗浄Lab.ホームページ
ウェブデザイン/ロゴデザイン
株式会社ヨシケン
ロゴ/封筒/名刺/看板