「ともに、つくる」を大切に、企業の前進をお手伝い
ひろしまのデザイナーと企業をつなぐ相談窓口

桜に救われた
体験から生まれた
藍染プロダクト
事例 桜トートの藍ライン
株式会社ジャパンブルー
デニム製品の製造・販売
有限会社ピーアール・デザイン・インク
プロダクトデザイン

INTERVIEW

桜を使った自社ブランドを作る

普段は広報をメインに仕事をしていて、クライアント企業の広報のアウトソーシングという形でお仕事をしています。この「桜トートの藍ライン」は企業からの依頼ではなく、デザイナーである私が自社ブランドを作る、ということで、企業へ依頼してできた商品なんです。
そもそも、なぜ私がトートを作ることになったかという所なんですが、独立して10年余り広報の仕事をしてきて、これまで広報という見えないものに対して魅力を感じてやってきたけど、自分が自由にできるものを作って何かをしかけていく事もできたらいいなという気持ちがありました。その頃仕事で初めて痛手を負い、落ち込んでいた時期だったんです。それがちょうど3月~4月頃の桜がきれいに咲いている時期で、きれいな桜に癒されたんですよね。桜の木を握りしめたいというか、エネルギーをもらいたいみたいな、そういう衝動に駆られました。そんなこともあって桜の木を使って何かコロコロかわいいもので、色んな人にバトンタッチしていけるような、繋がりができてくるようなものを作りたいと思って生まれたのが、この桜のクロスハンドルでした。

職人さんの協力があってこそ、実現できた

最初、このクロスハンドルを作るために企業を探していた時、けん玉で有名なイワタ木工さんが、あるセミナーで講師をされていたんです。木工の方だったら、こういうものを作る技術を持っているかもしれないし、相談してみようと思ってお願いしました。最初は全部木で作るつもりでしたが、細部の加工ができなかったんです。そこで、取手の両端を切りおとして、会社名のインクの「I」を筆記体で書いた形に作り変えました。この曲げた部分はステンレスですが、曲げがなかなかできないんですよね。そこで色々な人の力を借りて職人さんを見つけていただきました。その職人さんはオリジナルの治具まで作られたんです。こうして、一人の職人さんがこつこつコツコツ曲げて作ってくださるシンプルで美しい取っ手が完成しました。いろんな人達がこれを見て、こういう曲げはなかなかできないと聞いて、改めて職人さんの力を知りました。だからなんでもないハンドルですけど、これは職人さん達の協力があってこその商品なんです。

日本の伝統であるジャパンブルーを取り入れた商品

色々と試作しながら、最初はこのハンドルにスカーフを巻くタイプのものを作り、第2弾として布にハトメをつけてトートにするタイプのものを作りました。
この藍シリーズの藍染めの部分をお願いして作っていただいているのがジャパンブルーさんです。2年間、ジャパンブルーさんとは色々と試作などで協力してもらいました。そんな中私もどんどん藍の魅力にはまっていってしまいました。自然発酵させた藍汁で商品を一点一点、何度も染め上げた職人のハンドメイドは、ごく薄い青から一番濃い深い藍色までのグラデーションを表現しています。洗い込むにつれて鮮やかさを増していく本藍染には深みと表情が感じられます。
トートの他にも、タペストリーとして使ってもいいようにハトメを施して仕立てているんですよ。

商品開発のお礼の気持ちから始まった、広報サポート

この藍シリーズを通してジャパンブルーさんと関係性ができて2年間ぐらいお世話になった時、ふと気がついたのが、この会社は広報が弱いということでした。
その頃ジャパンブルーさんは、テキスタイル製造が主流で、桃太郎ジーンズがけっこうじわじわ来かけてはいたんですけど、広報はほとんどやっていらっしゃいませんでした。これはすごくもったいないと感じました。ジャパンブルーさんは、私の本業が広報であることはご存知なくて、カバンの試作をお願いに来ている人という感じでしかなかったと思います。私としてはこの桜トートを作るにあたって、試作に色々と力を借りてあまりにもよくしてくださるので申し訳ないから、お礼のような気持ちで、私にできることって広報なので・・ということで、企画書を書いてプレゼンしました。そこからですね、ジャパンブルーの広報としてのサポートがスタートしたのは。
私としては広報から離れて、プロダクトを作ることに専念していた矢先ではありましたが、やはり、広報からは離れられなかったんですね(笑)。

広報で企業文化を変えていく

ジャパンブルーの広報では企業発表を中心に、消費者をはじめ業界関係とか、国内外の展示会やショップとかでジャパンブルーという会社を知ってもらうためのツール製作など仕掛けを行なっています。Webが進んだ世の中でも紙物の印刷物はやはり効果があるので海外の展示会で配ることを想定し、日本ぽさを取り入れた感じのペーパーで企業のイメージを知ってもらいます。きちんと広報を行った結果、ジャパンブルーにはとにかくずっと取材がきていますね。
広報を始めてからどんどんブランドも増えていっています。それと共にお店も増えて、会社としても大きく成長されていますよね。広報というのは、ちょっとした動き一つで企業文化まで変えてしまいます。中小企業さんはもっともっと広告だけじゃなくて、いろんな手法で広報していく必要があるように思います。

企業同士が出会い、共有することで生まれた良い関係

今回は自分の自社ブランドを作ってもらうために偶然知り合った企業と、デザイナーが出会ったことで、お互いの持っているものを共有し、結果としてお互いがWIN×WINのすてきな関係になれたのではないかと思います。ジャパンブルーさんと出会えたことで私も広報の面白さを再認識できました。
この仕事をしていると、いろんな経営者の方と出会って学ぶことも多いですね。東京のPR会社で働いていた時は、広報する会社が大きすぎて、一広報マンが会社の経営者と直接話をする機会ってないんです。広島で広報やって何が面白いかっていうと、経営者と直接話ができて、ないものを私が提供して、いろんなことを、経営の総合的なことを教えてもらえることですね。そういった意味では面白くてやりがいがあります。今後も自分のブランド展開はもちろんですが、広報というお仕事で、企業のお役に立つ仕事を続けていきたいと思っています。

眞鍋 寿男
株式会社ジャパンブルー 代表取締役社長
有限会社ピーアール・デザイン・インク

中小企業経営のマスコミ戦略と実務を支援。広報戦略策定を基本に全国向け新商品パブリシティや企業広報、ブランディング、パッケージ等の戦略デザイン制作、商品開発、販路開拓・拡大の市場アプローチを手掛けます。

広島市南区的場町1-1-21クリスタルタワー6F
TEL
082-568-2068
082-568-2068
FAX
082-568-2069
WEB
http://www.pr-design.co.jp
従業員数
1名
創業
2002年
吉益 直見
代表取締役

有限会社ピーアール・デザイン・インクのその他のお仕事

株式会社ジャパンブルーの広報
企業ブランディング
ドリームベッド株式会社の広報
記者発表会見
株式会社イシカワ カルシウム黒豆
広報 / パッケージ等 企画・制作