「と、つくる」をご利用いただき、デザイナーと協業した矢野水産さんを取材しました。
矢野水産さんは広島県の三津湾で牡蠣の採苗、養殖、加工、販売をしている企業です。なぜ「と、つくる」を利用したのか、どのようにデザイナーと協業したのか様々なお話を伺いました。
・インタビュー話し手
矢野水産株式会社
矢野五月美さん(取締役)、矢野一二美さん(取締役)
・依頼内容
ウェブサイト、ロゴ、ポストカード等
ウェブサイトを作る際に、今までの牡蠣の業界で無いものを作りたくデザイナーへ依頼をしました。これまでの牡蠣業界のイメージを変えていくような、これまでにない「楽しい」見せ方が良いと思っていました。
まずは「広島県よろず支援拠点」に相談。そこで「と、つくる」相談窓口に繋げてもらったんです。相談窓口の田中さんとお会いして「絶対この人に相談をしたい!」と感じました。
田中さんといろんなことをお話しして、永戸さん(kirin株式会社/写真一番右)を紹介していただきました。その後、提案いただいたロゴデザイン見た瞬間「これだ!」と感じました。私たちも人と違うことをしたいと思っていたので、それが良かったんです。
制作過程では、デザインに触れるのが初めてだからこそ「と、つくる」の存在が支えになりましたね。デザイナーから「これが普通だ」と言われても経験が無いので何が普通かなんて分からないんです。意見して良いのかも不安で。そんな時にも田中さんへ相談をしていました。本業をしながら、慣れていないデザインを進めないといけない。だからこそ悩んだりすることも多かったですね。デザインは時間をかけて作り上げていくことなので、常に相談できる人がいてくれるということだけで安心でした。
デザイナーとは「お互いに本音を言いましょう!」という話をして、思ったことはすべて伝えていました。だから「これは違う」と言う場面ももちろん多々あり。それでも何度も私達の想いを伝え続けました。永戸さんがその想いを少しづつ形にしてくれて、本当に私達の納得いくものが出来上がりました。
出来たサイトを見た瞬間「自分の思う通り!やっぱり永戸さんで良かった!」と感じました。同業者含め周りの人には驚かれましたね。矢野水産の社内のスタッフもデザイナーと協業したことで自信を持ってくれたと思います。
kirin株式会社が手掛けた、矢野水産さんのデザインは2022年HADC(広島アートディレクターズクラブ)賞審査会でグランプリを受賞しました。デザインが変わることで、様々な観点から矢野水産さんが注目されています。
形にするのが大変だから不安がたくさん、だからこその「と、つくる」があります。「何かしたい」「何とかしたい」と思う方、まずは相談窓口へご連絡ください。