企業をつなぐ相談窓口
ひろしまのデザイナーと
企業をつなぐ相談窓口
長く愛される
テーマソング制作と
動画プロモーション
事例 広島牛のテーマソング
長く愛される
テーマソング制作と
動画プロモーション
テーマソング制作と
動画プロモーション
事例 広島牛のテーマソング
INTERVIEW
広島牛を普及するための映像とテーマソング
広島を代表するブランド和牛、広島牛。血統や環境にこだわり肥育された広島牛は、細かい霜降りと甘味を感じる脂の旨味が逸品です。この広島牛を県内、県外の方に知ってもらい、購買や来店につなげて広島牛の認知と消費を活性化する目的で、広島牛特産化促進対策協議会が組織されています。
今回、広島牛の普及のための映像とテーマソングを作りたい、というご要望があり、広島県農林水産物のマッチングアドバイザーの方からの紹介で出会いました。アドバイザーの方とは10年以上知り合いで、僕の代表作である信和不動産さんのCMソングを知ってくださっていたんです。「テーマソングなら三好さんでしょう」と思い出してくださるって嬉しいですよね。
和牛だけではなく、広島の美味しいもの全体でPR
テーマソングを作る意味としては、知名度アップと、親しみの醸成です。つい口ずさんでしまうCMソングってありますよね。何を買うか悩んだの時の選択に、一役かうこともあると思います。
実は最初、広島牛を連呼した、単純な曲を作ったんです。作ったものの、何か違うなという違和感を感じて。というのも、広島って美味しいものが沢山あるから、初めて広島に来たら、牡蠣やお好み焼きは是非食べてほしい。そんな中で広島牛を1番に食べて！と言うのがおこがましいかなと。1番じゃなくても、3番目か4番目かには入れてほしい。だから広島牛だけではなくて、広島の美味しい食材を全部盛り込んだ歌詞で広島自体をPRする方向にシフトしました。
広島愛を詰め込んだ楽曲
テーマソングのメロディはサビから始まります。サビから始まるのはヒット曲の法則で、キャッチ―なフレーズを何回も歌ってほしいという意図があるから。まずAメロは歴史の話。そのあとは広島には牡蠣、お好み焼きなど美味しい食べ物がいっぱいあって、その中に広島牛もあるよと歌います。その次に等級など和牛のスペックの話が出て、最後に牛のトリビア的な話を入れて面白がってもらう内容です。広島と言えばで、やっぱりカープのワードは入れていて、SNS検索で引っかかりやすいようにしています。広島牛のことを中心に、広島の美味しいものを紹介する、広島愛が溢れる歌詞となっています。
理解の深まる動画と、使ってもらえる作り方
PVでは広島牛のルーツや自然豊かな肥育環境はもちろん、普段見られない卸売市場での枝肉やセリの様子なども紹介しています。セリ落とされた和牛が切り分けられて調理されるところまで通して見ることで、広島牛への理解が深まる内容です。
僕は元々TVCMメインの仕事をしていたのですが、今はYouTubeの時代。YouTubeのマーケットにも精通していますし、使い方も分かっているので、PVはYouTubeにアップすることを前提に作っていきました。約5分のPVは、SNSでも使えるように1分ごとに切り分けられる想定で作っています。映像は作って終わりではなくて、使ってもらってなんぼです。いかに使ってもらえるかが大切ですよね。
YouTuberを使ったプロモーション
通常、PVはクライアントのYouTubeチャンネルにアップしますが、知名度のない特産課のチャンネルでは絶対再生回数が伸びません。そこで、イタリアンのシェフであり、YouTuberとして当時チャンネル登録数1位だったシェフロピアさんにコンタクトをとってプロモーションを仕掛けました。ロピアさんが広島に来てくれて、彼のチャンネルで公開してもらったところ、再生回数が伸びて良い結果につながりました。当時コロナ禍だったこともあり、さらにネットショッピング購入につながるようなプロモーションもしたいと思ったので、広島出身の大学生YouTuberかこちんさんにもお願いし、結果15万回再生の大成功となりました。コメント欄も盛り上がっているのも、クライアントが喜びました。
YouTube以外でも、作った動画は広島牛加盟店の店頭や、JAのスーパーAコープなどでも流れています。長く使えて愛され、広島牛を選択するきっかけとなってほしいですね。
継続的なプロモーションで成果を出すために
僕は、何かをプロモーションする際、1年2年でやってもだめだと思っています。今回の広島牛も単発で作って終わっては広まりません。最低3～5年は継続してやることで認知が上がり成果が出てくるんです。
とはいえ、同じことをやってもだめ。今考えているのが、今回作った広島牛のテーマソングに合わせた動画制作です。音楽をバックに、歌詞に合わせて会員さんが踊ってもいいし、尾道ラーメンや呉冷麺へロケに行ってもいい。このソングを中心に広島牛を広める動画を作るとバズるんじゃないかと思っています。内容的には、広島牛を超えた広島全体のプロモーションに繋がりそうなので、沢山の人に関わってもらって、巻きこんで、クラウドファンディングも使ったりとか。実現するために今後も色々と提案していきたいです。
オンリーワンの企業の魅力を引き出して伝えていく
今回の仕事を通して、和牛がどうやって流通するのかや、販売されているパックには個体識別番号がついていることを知りました。仕事を通して学ぶことは多いですし、それを沢山の方に伝えたい。
この業界では僕は大分古株。若い人で動画制作できる人は沢山いますしテクニックだけで言うと若い人の方がすごいかもしれませんが、お客様の魅力を引き出すようなコミュニケーション力や、重ねた経験からの深みや安定感は僕の強味。ありがたいことに、関わってきたクライアントはオンリーワンの素晴らしい企業ばかり。
かっこいい動画や曲だけを作るのではなくて、今後も人の役に立つようなものを作っていきたいです。
このインタビューに
関連するキーワード
TVCM、WEB、デジタルサイネージなどの動画と音楽の企画・制作。
XR、インタラクティブ、プロジェクションマッピングなどの最先端テクノロジーも駆使しワクワクを提供します。
広島県廿日市市桜尾
- URL
- https://yusakumiyoshi.jp/
- 従業員
- 1名
- 創業
- 2012年
