企業をつなぐ相談窓口
ひろしまのデザイナーと
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餃子新ブランドの
顔となり力となる
ロゴとグラフィック
事例 ぎょうざほんぽ ｐａｏ
餃子新ブランドの
顔となり力となる
ロゴとグラフィック
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事例 ぎょうざほんぽ ｐａｏ
INTERVIEW
新しくスタートさせる餃子の新ブランド
フジワンタン本舗さんは、餃子の皮や餃子などの中華総菜製造の会社さんです。新事業として『ぎょうざほんぽpao』という新ブランドを立ち上げることになり、担当の伊藤さんからロバ企画室に声をかけていただいたのが始まりでした。
私達が東広島市志和町の農家『ふもとや』さんのロゴを作らせてもらっていて、伊藤さんが以前からそのロゴがお好きだったそうなんです。ありがたいことに、いつか何かあったらそのロゴを作ったロバ企画室に仕事を頼みたいと思っておられて、今回ロゴとパッケージのデザインのご依頼をいただきました。
明解だった、クライアントの要望
最初、お打ち合わせに来ていただ際に、伊藤さんが資料の他にも、好きなテイストのパッケージサンプルなども持参していただいて、要望や好みを伝えてくださったので、内容の理解はとても速かったです。
新ブランドのネーミング『ぎょうざほんぽpao』はすでに決まっていて、元々フジワンタンさんのキャラクターである象さんから着想して名付けられたこと。ターゲットとする層は、小さいお子さんがいらっしゃる20～30代のママたちなので、かわいくて、子供も楽しくなるような感じのデザインにしたいというご要望でした。
楽しくてかわいらしい、ロゴの表現
ロゴデザインに取り掛かる前にいつもやっていることなのですが、参考になるようなロゴを10種類程度並べて、その中からお客様の好みに近いものを3つ程度教えてもらいます。そこである程度好みが把握できるので、ラフデザイン案を作り、詰めていく形でロゴを作っていくんです。
シンボルである象さんの耳は餃子っぽくして、文字にも餃子を入れたりと、遊び心もあり、かわいい感じのロゴが完成しました。元々私たちのテイストを気に入ってくださってのご依頼でしたので、手戻りもなく、スムーズに進みましたね。
こだわった材料を見せる、パッケージ
ロゴができたら次はパッケージデザインです。『ぎょうざほんぽpao』の餃子には、東広島や庄原の農家さんの野菜や、北広島のささゆりポークなど、広島の美味しいものにこだわった食材を使われているそう。そんなこだわりの食材を切り絵風のシンプルでかわいいイラストにして、たくさん並べて賑やかなパッケージになりました。広島感を出したいというご要望にお応えして、カープや宮島の鳥居のモチーフなども入れ込んでいます。
パッケージに使う包材は、伊藤さんの方で決められていたので、そのサイズに落とし込み、うっすら中味が分かる透けすぎない白で全体をまとめています。また、餃子の種類が色々あるので、コストを抑える意味でも種類はシールで貼りわける手法にしました。
直販サイトから見える、お客様からの反応
完成したロゴとパッケージデザインを、伊藤さんはすごく喜んでくださいました。フジワンタンさん本体のオリジナル餃子商品は全国のスーパーへの卸売もありますが、『ぎょうざほんぽpao』販路としては、卸売りをせず自社の通販サイトで直接お客様にお届けするという販売スタイルをとられています。立ち上げ当初から、伊藤さんがSNSでキャンペーンを打つなど、発信を頑張って、認知を広められています。お客様から「パッケージがかわいい」というご意見があったりと、反応も良いそうですし、他社さんからの引き合いも来ているようで、これからの広がりがとても楽しみです。
頑張るためのエネルギーになるようなデザイン
今回、担当の伊藤さんの中に新しいブランドの方向性やイメージがあって、その気持ちを対話を通して私が汲み取り、目に見えるものとして実現するお手伝いをさせてもらいましたが、やはり一番頑張られたのは、伊藤さんご本人。立ち上げ前のコンセプト立案から、私とのデザインのやり取り、商品完成後の販路開拓と、相当大変だったと思います。
お客様に分かりやすい、手に取ってもらいやすい商品ができたことは、販売するものである以上当然のことですが、同時に、伊藤さんはじめ、関わっているみなさんが元気になるようなデザインになるといいなと思って作りました。この商品があるからこそ、頑張りたい、そう思える自信になるようなデザインを提供できていたら嬉しいですよね。
デザイン事業と教育事業で会社を経営
ロバ企画室としては、今回のようなロゴやグラフィックのデザインを中心に、ウェブサイト制作のお仕事をしています。広島県内中心で、大きな会社に依頼するというより、自分たちの個性を分かってくれるような制作会社を探されている個人さんや、中小企業さんからの依頼が多いです。何かを言わなくても、感覚的に通じるようなものを求めてこられる方が多いような気がします。私自身ロゴ制作のお仕事が好きなので、しっかりとお話を伺って、お客様がどんなものが好きかを把握し、良い部分を引き出すようなものづくりを心掛けています。依頼してくださる方が完成したものを手にした時に、誇りに思えるようなものを作っていきたいです。
もう一つ特徴なのは、家業である小中高校生向けの塾と経営が一緒だということ。日中空いている塾の教室を、レンタルスペースとして貸していたりと、ちょっと面白い会社です。今後、子供向けのデザイン教室などもやってみたいと思っています。
このインタビューに
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「デザインで たのしく あったかく」をモットーに、ロゴ・名刺・パンフレット・HPデザインから写真撮影までトータルで手がけるデザイン事務所です。
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- 2015年
