事例 ベストオブミス広島大会 オープニングムービー
ジャパニーズビューティの代表である勝さんとは、ある講座に参加した時にたまたま勝さんも参加されていて、名刺交換させてもらったご縁が最初です。その後、2020年3月頃からコロナの時代になり、なかなか自由に動けなくなって。丁度前の会社を辞めて独立するタイミングだったので、動けないならと、電話で営業活動をしていたんです。勝さんが以前「YouTubeをやりたい」という話をされていたのを思い出して、何か映像を撮らせてもらえませんかという営業のお電話をさせてもらったのが始まりでした。
ジャパニーズビューティさんはミスユニバースやレディユニバース広島大会などの運営をされいてる企業なのですが、お電話した時が、ちょうど大会を開催するというタイミングだったんです。その際、映像に割く予算があまりないとのことで、映像記録の撮り方だけを教えてくださいというお話だったのですが、僕が独立したばかりだったということもあり、「だったら僕の方で撮らせてください」とお願いして、レクチャーの予算で映像制作に入らせてもらったんです。その後、細々とした案件を何度かやらせてもらっているうちに、今回の事例である、2021年本大会のオープニングムービー制作の仕事をご依頼いただきました。
ベストオブミス広島大会は、ミスユニバース等の広島代表を選ぶのがメインのイベント。その大会が始まる前に会場を盛り上げるために流す、約2分のオープニングムービーを作るのが依頼内容です。まずは勝さんのイメージをヒアリングしつつ、どんなストーリーと構成で見せるかを検討していきました。会場で見ている方に伝えたいことは、出場する女性たちがこの大会に出るために頑張ってきたことなんです。そこで、あえて一人の女性を主役にして、彼女の成長過程を表現することで、彼女たちがここまで頑張ってきたんだなというストーリーを物語として伝えました。
実は2022年バージョンのオープニングムービーも制作させていただいたのですが、そこでは女性たちをたくさん登場させて、みんなに焦点を当てたような、2021年版とは異なった構成にしています。
2分というのは結構長くて、見ている人を飽きさせないためにも映像の中に山と谷が必要なんです。映像の前半は、自分の殻を抜け出したいけど上手くいかない悲壮感からはじまります。「でも負けない」という心の声を境に、一回音を消す表現をいれ、そこから強い気持ちを持って努力して成長し、どんどん輝いていく彼女の姿と共に、前半とガラッと変えた、前向きでアップテンポの音楽をのせ、会場の高揚感を高めていく構成で作りました。下がっているところから上がっていく表現で、頑張っている彼女たちの努力の過程を表現し、見ていて引き込まれるような演出を意識しています。撮影は勝さんの会社の入っている折り鶴タワーを中心に、宇品の方にもロケに行きました。
大会で流れた映像は、観客の心を引き付け、会場を盛り上げるという目的を達成できました。お客さんたちの生の反応を見ている僕自身も、会場が一つになる雰囲気を感じて、鳥肌が立つ程でしたね。
不特定多数の人が見るCMやYouTubeなどと違い、会場で流す映像は臨場感があります。前職では長年、ブライダル当日の最後に流すエンドロールムービーを1000件以上手掛けてきたので、現場の空気感を伝える臨場感のある映像は得意分野。文章や写真にはない、時間軸で伝える映像の強さを最大限に活かし、感情を表現できるんです。なにより、見てもらった方の生の反応や喜んでいる姿を、自分自身も見れるのが一番嬉しいことです。
僕は前職を含めると10年以上映像制作に携わってきました。その中で意識しているのは、感情を捉えるということ。動きが伝えられる映像は、人の感情を伝えられる力を持っていると思っていて。楽しいや悲しいなどの感情を最大限に相手に伝えられるツールなんです。今まで色々お仕事してきた中でも、ずっと『感情や気持ちを伝える』を意識してやってきました。マーケティング的なノウハウや言葉だけではない、映像を通しての表現の仕方やテクニックが、長年積み重ねてやってきた僕の強み。今回、勝さん自身、映像の力をよくご存じだったし、そこに対して僕を選んでくれて色々仕事を依頼してくださっているので、求められている動画の表現ができているんだと思っています。これからも人の感情を捉え、見ている人の心を揺さぶる映像制作で、運営をサポートしていきたいですね。
2021年に前職の映像制作会社から独立後、現在は法人化して主に企業案件として採用動画や大学の動画CM、動画広告、TikTokやYouTubeのサポート案件など、クライアントの大小問わず、様々な動画の制作を行っています。最近注目しているのがブランデッドコンテンツ。商品やサービスを前面に押し出して広告するのではなく、映画のような感覚で引き込まれて観てしまう動画の最後に、それが企業の広告だと分かるコンテンツです。その手法も結局感情に訴えかけているんですよね。企業さんが伝えたい強い思いをどう表現するかを色んな手法を検討しながら追及していきたいです。
もう一つ、今動画制作のオンライン講座を始めています。僕らの強みである気持ちを伝える動画の作り方を広めていきたいし、映像クリエータ―が自立できるようにしてあげたいという意味もあります。作れる人が増えることで、僕らが仕事を振ることもできる。そういう連携ができることが理想です。
僕は元々営業出身なこともあり、コミュニケーションを取ることは得意。どんないいものが作れても発信しないと伝わりません。どんどん仕事をして、作っていくことでまた成長できる。そんな好循環を作っていきたいなと思っています。
これまで5000件以上の動画を手掛けてきたからこその強み!
"心を動かす動画づくり"
これが私たちのモットーです。
広島市