「ともに、つくる」を大切に、企業の前進をお手伝い
ひろしまのデザイナーと企業をつなぐ相談窓口

082-242-4170
牧場経営から広がる
新しい事業を
一緒につくっていく
事例 カドーレジェラート
有限会社カドーレ
牧場
株式会社絵図屋
グラフィックデザイナー

INTERVIEW

牧場経営から広がる 新しい事業を一緒につくっていく

上ノ原牧場 カドーレさんがレストランを開店された時は、お店作りのプロで私もお世話になっていた方が設計・デザインされていたんです。その方に紹介していただく形で出会いました。
その後しばらくして相談したい事があると連絡いただき、カドーレに伺いました。当時、ジェラートショップとレストランはすでに営業されていたのですが、遠方からお客様が来られるのに、お土産に持って帰るものがないのでチーズケーキ専門店を作りたいんだというご相談でした。

あえてブランドを分けて展開する

一番最初に相談を受けたのはチーズケーキのネーミングでした。カドーレのチーズケーキとして売るのか、違うブランドを立ち上げるのかというご相談で、まずは現場である牧場を見に行きました。当時から現在のカドーレのロゴはあったのですが、パッケージもロゴの使い方もちぐはぐでした。ロゴとして使われていた牛のマークは好きだったのですが、パッケージ類はどれも素人感がでていてそれはそれで売れていたので悪くはないのですが、出来ればデザインを修正したいなと思いました。
今のカドーレのまま、カドーレのブランドでチーズケーキにしてしまうと、余計デザインがちぐはぐになってしまうので、はっきりとブランドを分けようと思いました。カドーレはカドーレ、チーズケーキはチーズケーキという事ですよね。結果的には「上の原チーズケーキ」というシンプルなネーミングになり、パッケージと個別シールも全部作って、現在の上の原チーズケーキのロゴが誕生しました。

カドーレさんのこだわりに応えたい

カドーレさんのチーズケーキは本当に美味しいんです。牛乳は牛がどういう状況で育てられているかによって味が決まります。カドーレさんでは牧場内にチーズ工房があるので、朝搾った生乳が新鮮なままの状態で直接加工できるんです。牛乳は輸送する事によって殺菌方法が変わり劣化します。
酪農家が自家製で作るから、美味しいチーズケーキができるんですよね。カドーレさんのすごいところは子牛を自分で取り上げるところからはじまり、牛1頭を最初から最後まで全部使い切ってあげるというところです。どの牧場でも、役目を終えた乳牛は精肉として加工されます。カドーレさんは自分のところで育てた牛の肉を、加工場からわざわざ買い戻しレストランのハンバーグやビーフジャーキーを作っています。
そこまでこだわっていらっしゃいます、牛に対する愛情をすごく感じますね。

主力のジェラートパッケージの全リニューアル

主力のジェラートのパッケージには以前、既製品で金色のフタが使われていました。これだとカドーレのイメージと違うので、いつかデザインを変えたいと思っていました。
デザインをしたチーズケーキは販売と同時に好評で、よく売れていました。これを機にジェラートのお持ち帰りをもっと増やしていきたいし、ネット通販も力を入れたいということで、ジェラートのパッケージを全面的にリニューアルしようという話になりました。

ブランディングをきちんとした事で、目に見えた成果

当時からカドーレのロゴカラーは赤でしたが、お店や牧場にも赤色の看板もないし、サインとしてのビジュアルもなく、現場に色が無いよねって言われたこともありました。まずブランディングとして、コーポレートカラーの赤色を統一、展開していきました。
こういった提案は色々としますが、実際には提案から動き出すまでには結構間が空いたりします。でも、カドーレさんはきちんと覚えてくれていて、のちにそのアイデアを実現することもよくありました。
パッケージを変更してからの効果は具体的にすぐ現れました。お客様からの評判もいただき、これまでは店舗でもお持ち帰りの箱は、あまり表には出していませんでしたが、デザインを変えてからはどんどん店頭で見せるようになりました。通販も好調で、パッケージのブランディング効果は手応えがありました。
この時は本当にデザインの力を感じてもらえましたね。どのクライアントさんもやはりデザインを導入することで、それが数字になって表れると初めて認めてもらえます。

企業として、デザインのパワーを意識する

カドーレさんがデザイナーをしっかりと導入するようになって本当に変わられましたね。
以前は、仕事の打ち合せでもほぼ決まってることを、相談に来られましたが、今ではアイデアの段階から相談してくださるようになりました。地元西条のショッピングモールに出店する話があった時も、お店を出店してからどうしようかというのではなく、まずお店を出すことをどう思うか?という相談でした。一番いいのはそういった仕事の流れが変わって、早い段階からデザインを意識されるようになってきた事だと思います。
デザインって結果がでるまでに時間がかかるし費用対効果もすぐには出ません。でも明らかにデザインで売り上げが変わる事もある。そこはチャレンジになりますが、でもそこに投資しなかったらそれ以上の成果はでないと思います。
経営者の方にはデザインの重要性をもっと意識してほしいですね。どのクライアントさんもプロフェッショナルなので、商品自体はどこも良いものを作られています。そこで差がつくのは、良いものをきちんと正確に伝えられるデザインの力です。
最後はデザインの差になると思うから、もっとデザインにこだわってほしい。私はクライアントさんに1人ではなく沢山のデザイナーと付き合ってほしいと伝えています。
より多くのデザイナーさんを使って色々なデザインにチャレンジしてほしい。そうしていくことでクライアントさんにもデザイン感覚をどんどん磨いていってほしいですね。

経営者感覚を意識しながら、きちんとしたデザインをする事

自分の強みは、下請けの仕事をたくさんやってきた経験から、例えばお店の手提げ袋を作るんだったら広島ならこことか、そういうネットワークを沢山持っていて、直接コンタクトをとれるところだと思います。デザイナーはただデザインするのではなく、ワンマンでも経営者感覚がないとダメだと思って、経営についても少しは学んできました。コスト計算に関して、パッケージでもシール1枚いくらなのかという、細かい部分まで経営者は気にされますから、デザインだけではない部分も重要です。
またコストだけを見るのではなく、自分達で手作りしたシールと、きちんと印刷会社で刷ったものとでは根本的にクオリティーが違います。その差をクライアントさんに知ってもらいたいので、私は印刷までこだわって提案しています。
デザイナーとしてクライアントさんの想いを表すロゴを作る、という仕事が一番大事で、私が一番好きな仕事。デザインの中でもっともプライドをもっているのがロゴです。ロゴに対する想いとか、作り方とかセオリーとかは、すべて私の経験でしか表現できないものです。書体ひとつをとっても、どこからか既製で引っ張ってきたフォントと、手描きの書体デザインの差をお客さんに伝えていけたらと思います。

上田 敏英
有限会社カドーレ 代表取締役
株式会社絵図屋

グラフィックのデザイン、イラストレーター、写真家
開業・開店のロゴデザインから、DMなどの印刷物ツール制作、
店舗デザイン、コーディネイトから施工、ペイントまで自ら手掛けています。

広島市中区広瀬町3-24-301
TEL
082-532-1288
082-532-1288
FAX
082-532-1290
WEB
http://ezuyalan.com
従業員数
3名
創業
1998年
部家 幸男
グラフィックデザイナー
大島 尚子
グラフィックデザイナー
鈴木 成実
グラフィックデザイナー

株式会社絵図屋のその他のお仕事

(株)サンマリオ
トータルデザイン・ブランディング
オオノ開發(株) 
ブランディングデザイン・コーディネイト
(株)ソアラサービス 
コーディネイト・ペイント施工