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高校生の制作意欲を
掻き立てる
専門学校学生作品集
事例 穴吹情報デザイン専門学校 学生作品集
学校法人穴吹学園 福山校
専門学校
Brand Planting Studio kirin
グラフィックデザイン

INTERVIEW

大切にしているのは、作る目的を明確に整理すること

私自身が穴吹デザイン専門学校広島校の卒業生なんです。独立したことを聞きつけてくださった福山校の担当者である前原さんから、今回のご依頼をいただいたのがはじまりでした。独立したばかりにも関わらず信頼して任せていただけたのは、母校である広島校の学生作品集を、独立前に勤めていたデザイン会社で制作した実績があったことが大きいと思います。
私自身大切にしているのは作る目的。目的を実現するための手段がデザインだと思っています。だからまずは与件の整理から入り、制作の方向性とどんな結果が成功と言えるか、ということをまとめた提案書をクライアントに見ていただくことで、どういう考え方で作るかを理解していただきました。

ワクワク感を引き出すための仕様変更

主なターゲットは、専門学校入学を検討している高校生なので、ものづくりが好きな子の創作意欲を掻き立て、デザインという進路があることを知ってもらう入り口になれば、作品集の役割は成功です。この学校に入学してみたいという憧れを抱かせるアプローチ方法として作品を魅力的に見せるためには、カタログ的な見せ方ではなく、余白を活かして作品をゆったり載せるアートブックのような仕様を設計。
また、冊子のサイズも重要で、これまでのA4サイズから半分のA5サイズに小さくすることで、持った時のハンドブック感を重視した、作品が間延びして見えない仕様に変えることをご提案しました。

現場で共に作り上げていく、ライブ感

実はこの時点まで前原さんとは、福山という距離もあり、電話やメールでやりとりを重ねていたのみ。ご依頼いただいてからのスケジュールの関係もあり、実際にお会いしたのは作品集に掲載する作品の写真撮影当日でした。早朝にカメラマンと一緒に福山入りして、作品を見ながら入念に打ち合わせし、その場でA4の紙を半分に切ってマジックで書き入れながらページ構成を組んでいきました。作品点数が非常にく、全てを掲載すると紙面が混沌としてくる可能性がありました。そこは現場の先生と話しながらですが、基本的には一任していただいて、自分が良いと思うものを中心に、グラフィック的に魅力的な物やトータルバランスの良い物を精査して撮影しました。撮影現場で誌面を考えながら、時には学生を呼んで作品を手に持って撮影したりと臨機応変に対応してもらい、本当にライブ感のある濃い1日でしたね。

素材を作品集へと具現化するためのデザイン

撮影が大きな山場だったとして、次に待ち受けている大きな山がデザインに落とし込んで実制作すること。とにかく作品点数が多かったので、ページ数に対して作品を魅力的に見せるために必要なのが削ること=断捨離してそぎ落としていくことでした。その時に念頭に置いていたのが、ワクワク感を細分化して共感を得るものを残すこと。作品が「カワイイ」「私も作ってみたい」「こういうの集めてる」のような共感を得ることが、ワクワク感につながると考えているので、この冊子を見る高校生に響くものを誌面で表現しました。撮影当日は大きく載せようと思っていたものも、撮影後の写真を見て誌面に映えるようにワイド目で余白ありの表現にしたり、イメージする冊子を具現化するために神経を使って制作していきました。例えていうなら、映画監督と編集スタッフの両方を一人でやっているような状態ですよね。

本当の評価は、思い描いていた結果を出すこと

メインビジュアルは文字を主体にデザインするタイポグラフィー(※)の手法を使っています。Student Workの頭文字SWをモチーフに、ハサミで切るカット線や波線などの工作的な楽しさを表現したグラフィックワークです。誌面に使っている写真はすべてレタッチ(※)していて、ページをめっくった時に同じトーンが続いて飽きないように色味を調整したり、写真を組みなおしたりしています。
3月末に納品して、今まさに学校案内と一緒に配布されている状態です。先生方からの評価はいただいていますが、入学希望者が増えるという結果を出すことが本当の評価だと思っています。

※タイポグラフィー

活字を用い、それを適切に配列することで、印刷物における文字の体裁を整える技芸のこと。

※レタッチ

カメラで撮影したままの状態から、制作者の表現イメージにより近づけるよう、パソコン上で行う修正作業のこと。

ユーザーの心にブランドの苗を植えていくコミュニケーション

Brand Planting Studio kirinでは、今回のようなグラフィックワークをはじめ、企業さんのブランディンを行っています。デザイナーは、得てして制作物を作るだけと思われがちですが、企業の考え方を整理してそれを具現化する、ビジネスにおいてなくてはならない存在だと思います。クライアントさんと関わる事で、企業活動が好転し始めるような存在になりたいですね。
会社名にBrand Plantingと入れているのは、ブランドの苗をユーザーの心に植えていくことをしたいから。何かワクワクしたことが心に残る経験って、あの時のあの「ブランドの何か」に出会ったからだと思うんです。それはユーザー自身が自分の中でブランドの苗(ブランドの何か)を大切に育てているから。そんな誰かの心に苗を植えるようなブランド作りをしていきたいと思っています。

前原 輝彰
学校法人穴吹学園 福山校 広報部 課長 
Brand Planting Studio kirin

我々は広島に拠点を置くクリエイティブチームです。企業のブランディングから広告の企画制作等を行っています。仕事を通しお客様の事業が好転する。それを一緒に目指すパートナーでありたいと考えます。

広島市中区橋本町1-8 上柳橋ハイタウン101
TEL
082-576-2103
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WEB
http://www.kirin1.com/
従業員数
2名
創業
2018年
永戸 修司
アートディレクター

Brand Planting Studio kirinのその他のお仕事

SEIKO 5 Sports
ブランドキービジュアル
HARU COLLE
ブランドマーク
Cafe de european Carrie & Catherin
パッケージデザイン