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つくる人と
食べる人をつなぐ
こだわりのメディア
事例 ひろしま食べる通信
株式会社中本本店
印刷業
株式会社インフォ・エヌ
グラフィックデザイン

INTERVIEW

広く地域に貢献できる新しいメディアはないかと模索していた中での出会い

インフォ・エヌは、大正8年創業の印刷会社、中本本店のデザイン部門を分社化する形で、平成10年に設立しました。今回は、中本本店のプランニング部を統括している梶谷さんからの依頼でした。梶谷さんのご両親が愛媛でみかん農家を営んでいることもあり、生産者と消費者をつなぐものにたどり着いたのかもしれませんね。印刷会社が自ら情報を発信するために作る印刷物。お客様から依頼されて作るだけでなく、自社を主軸に発信できるものをと考えていたところ、出会ったのが食べる通信でした。

食べる と つくる をつなぐ、新しいプラットフォーム

食べる通信は、東日本大震災をきっかけに命を支える食の大切さを考え直したところから始まった「食べる」と「つくる」をつなぐ新しいプラットフォームです。スーパーにたくさんの食糧や、誰かが作ったものが並ぶ時代。効率がよく、とても便利な世の中ですが、生きていく上で一番大切な食を自分の目で選ぶのではなくて、誰かに委ねていていいのか。生産者がどんな場所で、どんな思いで生み出しているのかを知ることに価値があるのではないか。そのような思いで立ち上がった東北食べる通信というプロジェクトがあることを知りました。食べる通信は、今では全国に広がっていて、リーグ制で展開しています。その考え方に賛同して、まだ広島県にはなかった食べる通信がスタートしました。

初めての発刊物、プラス流通へのチャレンジ

中本本店もインフォ・エヌも、基本的にはお客様の依頼ありきでものを作るのが本業なので、自分たちで発刊するのは初めて。食べる通信をやるとなったら、生産者の所に行って撮影して取材して、デザインして、届ける商品をパッケージして送るところまで手がける必要があります。正直、最初は本業をこなしながらこれだけの作業ができるのかどうか不安が大きかったですね。ただ、デザイナーとしてはやってみたいなという思いもありました。梶谷編集長の強い思いもあり、新しいことにチャレンジできるのであれば、これを逃す手はないなと思い、日本食べる通信リーグに加盟し、ひろしま食べる通信を創刊するためのプレゼンに参加して、ひろしま食べる通信が生まれました。しっかり読ませるという意味で、タブロイド版のこのサイズはベストだと思っています。

一人ではない、チームで作るからこその広がり

ひろしま食べる通信のチームは、全員で8名で、うち4名は外部スタッフとして関わってもらっています。特に、副編集長の吉宗五十鈴さんは、ご主人が創刊号で特集した世羅高原農場の代表で、カメラ女子旅をはじめさまざまな活動をされています。とても顔の広い方で、監修はもちろん、特集で紹介したい生産者の情報を提供してくれるなど、参加していただくことで大きな安心感がありますね。レシピを担当している「かるがもキッチンスタジオ」の瀬川恵理子さんも心強い仲間です。
発行は2か月に1回、生産者の思いやこだわりを伝える冊子と食材を一緒にお届けしています。食材を売るのが目的ではなく、生産者の歩んできた歴史など食材の裏側にあるストーリーを読者に伝えるのが目的です。デザインは、最初にラフスケッチを描いて、流れを組み、アレンジを繰り返して構成していきます。見せるデザインというより、読ませるデザインにしたいので、文字や写真にメリハリをつけて見やすさにも工夫しています。

大切なのは、人やものをありのまま自然に伝えられる写真

生産現場の空気感、生産者や食材の魅力を誌面で伝えるためには、視覚的に訴える写真が命だと思っています。カメラマンにリクエストしているのは、奇をてらわない撮り方で、自然に、そのものや、その人自身を写してほしいということです。不自然なライティングなどは必要ないんですよね。カメラマンを信頼しているので、フレームへの収め方は安心してお任せしています。表紙になる写真の撮り方は色々相談しながら、例えば、生産物の大きさを伝えるなど工夫していますね。もちろん写真も膨大な枚数になりますから、選定するのも大変です。
ライターには、あえて文字数を決めずに、自由に書いてもらっています。その方が自然ですし、決めてしまうと書きづらいと思うので、上がってきた原稿に合わせてレイアウトするという流れです。

真面目で誠実な取り組みと、食を立たせたロゴの表現

実はロゴは1回リニューアルして今の形になっています。真面目に、誠実に取り組んでいる姿勢を伝えるために、デザイン的には遊んでいません。文字はかすれによって味を出し、土の感じであるとか、自然な感じを表現しています。ロゴの後ろに写真を置いたときに、重なり合って生きるようなデザインです。主張しすぎずナチュラルな柔らかさを出しつつ、「ここからつながる食」の部分を立たせることで、この通信のコンセプトを明確に感じられるように表現しています。全体的にはデザインだけが走らないように、できるだけシンプルな構成を心がけています。

デザインから出荷まで、すべてやるから見えてくること

おかげさまで、2017年7月で1周年を迎えました。流通的な業務は経験がなかったので最初は不安がありましたが、結構楽しんいますね。誌面を作るだけではなくて、お客様への出荷もみんなで手がけていますが、実際に現地で作業するからこそ誌面に落とし込めるものもあると思います。ものを作るという点で、生産者と自分たちに共通する部分はあるなあと感じますね。
弊社の代表も、これまでにないプロジェクトを立ち上げて継続していることを評価しています。広告企画賞の金賞をいただき、相乗効果でいろんな話が舞い込んできています。今後も生産者の思いを見つけて、自分たちが橋渡しして伝えていく役割を担っていけたらと思います。都市と地方をつなぐようなものを作って、とにかく誠実に、大切な食を伝えていきたいです。

誰かの、何かの「ため」のものを作りたい

デザインする上で心がけていることは「ためのデザイン」。認知してもらうためなのか、読んでもらうためなのかというように、目的を考え、使われる場面を想像し、頭の中を整理整頓して「ためのために」デザインしたいと思っています。
デザインは人ありきなので、お客様とのコミュニケーションをとることで、作る思いが繋がりあうことが一番大事だと思っています。同じ目線で、同じ空気感で、分かりやすいものを作り上げていきたいと思っているので、いろいろ相談していただけたらと思います。

梶谷 剛彦
株式会社中本本店 プランニング部 部長
株式会社インフォ・エヌ

ロゴ、ポスター、パンフレット、ウェブサイトなど幅広い分野を手がけています。プロダクトデザインなど領域を広げつつ、いいものを作る「こだわり」を大切にしています。

広島市中区東白島町13-15-3F
TEL
082-228-2018
082-228-2018
FAX
082-228-6217
従業員数
9名
創業
平成10年
森元 賢司
代表/デザイナー
森下 恒星
デザイナー
竹内 直人
デザイナー

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