「ともに、つくる」を大切に、企業の前進をお手伝い
ひろしまのデザイナーと企業をつなぐ相談窓口

地域の農産物を
6次産業の商品に
こだわりのデザイン
事例
山本倶楽部株式会社
農林水産物生産・加工・販売
Hitoiro Design
グラフィックデザイン

INTERVIEW

江田島で育てた農産物を商品に

山本倶楽部さんは、江田島を拠点に農産物を作られている生産者さんです。江田島の畑がどんどん荒れ地になっているのをなんとかしたい、という思いで事業を始められたそうです。江田島で無農薬栽培で育てたオリーブを使って商品開発をされたり、レストランショップも運営されています。生産者でありながら商品の製造販売をされる、6次産業を行われている企業さんです。

新商品のパッケージデザイン

オリーブの他にも梅や柑橘類など様々な農産物を作られていて、今回はその梅を使った、梅ジャムと梅シロップの新商品を作られるということで、そのパッケージをデザインさせていただきました。
この新商品開発にあたり、山本倶楽部さんの商品開発や販路等のサポートをされている「とびしま柑橘倶楽部」の秦利宏さんを通じて声をかけていただきました。秦さんが、私が食品パッケージのデザインを多く手掛けていることをご存じで、声をかけてくださったそうです。

クライアントの声をダイレクトに聞ける環境

打ち合わせをする際のメンバーとしては、山本倶楽部の担当のおおさわさん(要確認)と〇〇さん(要確認)、秦さん、そして私の4名です。直接のクライアントである山本倶楽部さんの声が聴けましたし、こちらの意向も分かってもらえたのでコミュニケーションは良くとれていたと思います。プロデューサーとして入られていた秦さんは食品のプロフェッショナル。秦さんの経験と判断力は心強かったですし、客観的な目でアドバイスをいただけたのも良かったですね。最初の打ち合わせでは、今回の商品の材料になる梅がとれる畑を見せてくださいました。無農薬で育てられて、草抜きも手作業で丁寧に行われていたりと、畑からこだわって作られていました。

こだわった畑と材料から生まれる商品のイメージ

こだわって作られた梅を、今度は梅シロップと梅ジャムに加工されるのですが、その材料自体、例えばお砂糖一つでも厳選した素材を使われているんです。最初、ジャムとシロップと聞いて、一般的なスーパーに置いてあるようなポップなデザインをしてしまっていたんです。作り方を聞いたり、実際にジャムを味見させていただいたりと、お話をしていくうちに、この路線ではないと気づきました。素材や味にこだわった特別な商品であるということ、贈答品にも使われるような高級なもの、というイメージでデザインを作り直しました。

食品パッケージに求められる要素とは

パッケージに使う瓶は、山本倶楽部さんが決められていました。シロップの瓶、ジャムの瓶ですね。あと、シロップに漬け込んだ後の梅の実も1個売りや5個売りパックを作られるということでした。どちらも中身の見える透明感のあるパッケージをご希望でした。
食品パッケージでは、パッと見た時に何の商品か伝わること、そして美味しそうに見えるかどうかということが大切な要素です。今回の梅商品は、素朴さとシンプルさを打ち出す方向でデザインを決めていきました。というのも、無農薬の素材で、化学調味料などの混ざりものが入っていない、既製品とは違う商品という事を伝えたかったんです。また、山本倶楽部さんから「ごちゃごちゃしていない、すっきりとしたデザインで行きたい」というご意見もいただいていました。どう見せるか、何案か提案しながら打ち合わせを重ねてデザインを詰めていきました。

文字であり、絵でもある、梅の表現

メインに使っている「梅」という文字は、梅の実のイメージをイラスト化しています。文字だけの表現ではなくて、木に梅の実がなっていることが絵としても伝わるようなオリジナルフォントを作った感じですね。小さく入れた「天神様~」(要確認)という文字ですが、昔から梅の種の中身には天神様がいると言われているそうなんです。そして種の中身も実は栄養成分がたっぷり入っていて、食べられるんですよね。そういうありがたいものであるという意味も込めています。全体的には、金の箔押しを使い、高級感を演出したデザインにしました。

絶対に必要なのは、コスト意識

もう一つ、デザインする上で大切に考えていることはコスト。元々お菓子メーカーにいたので、コスト意識は持っている方ですね。特に地方だと、大手と違って量産できる数の規模が違います。その中で採算のとれる価格を考えてやることはとても大事なこと。今回の梅の商品は梅の収穫量から今年の生産量が決まりますから、ラベルシールもコストを算出しながら進めていきました。

誰のために作るのか

私自身、食品パッケージのデザイン経験が長かったので、今も食品関係の仕事が多いです。昔、スーパーに置く子供向けのお菓子のパッケージをデザインしたのですが、ターゲットは小さな子供でした。リサーチのために実際にスーパーに行って子供を観察したこともあるんです(笑)。年齢層によって反応するお菓子は違っていて、幼い子は小さくて握れるお菓子や手首につけたりできるお菓子が人気。一方で、小学校位の特に男の子は、味より面白さのあるものに惹かれるんだなと。今回の梅の商品は、自分の年齢層位の方も買われる商品なので、そういう意味では考えやすかったですね。

レーザーカッターで広がるものづくり

自分の活動ですが、最近はレーザーカッターを使ったグッズを作っています。子供のお菓子を作っている時も、おまけつきの遊べるおもちゃがついているものも作っていて。商品の企画で作りたかったものもたくさんあったのですが、全部は実現できなかったんですよね。今はレーザーカッターを使って自分で形にできるので、思い入れのあるものを作って販売もしてみたいです。

予算を考えたデザインであること

デザインを頼んでみたいけど、デザイン料が高いんだろうなと思われている方はまだまだ多い気がします。無理をして予算度外視でやるのではなくて、採算に合わせた提案をして、予算の中でできるデザインを取り入れていただきたいなと思っています。今回のお仕事もですが、私は現在住んでいる呉を中心にしたエリアのお仕事が多いです。地域の会社のスタンスに合わせたデザインをして、そしてデザインを活用していただくことで、地域から良い商品やサービスを発信できれば嬉しいですね。

Hitoiro Design

※PRテキスト(80文字以内)

広島県呉市広津久茂町6-41
WEB
http://hitoiro.com/
従業員数
1名
創業
2005年
菊田 ともみ
ディレクター/デザイナー

Hitoiro Designのその他のお仕事

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