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コラボで実現した
食べるを楽しむ
将棋プロダクト
事例 いえ将棋 陶
10さんじ
陶芸家
INTUS.
プロダクトデザイン

INTERVIEW

コラボレーションで実現した、陶芸家とのプロダクト

10さんじ若狹さんのことは以前から知っていて、素敵な作品を作る方だなあという認識がありました。お互い共通の知人はいるのですが、実際にお会いする機会がなくて。そんな時に、若狹さんの方から、個展で使うDM制作の依頼をいただいて、それがきっかけでお会いすることができました。
若狹さんのDMのように、お客様のためのグラフィックやウェブ制作のお仕事もしているのですが、自分でプロダクトを作って販売するという、メーカーとしての活動も行っています。若狹さんのDM制作のために、一緒に写真を撮ったり打ち合わせをさせていただく中で、何気なく自分自身の商品である将棋のお話をした時に、若狹さんが興味を持ってくださったのがコラボレーションのきっかけでした。

冗談のようなアイディアを形にした、これまでにない将棋

きっかけとなったのは「家将棋」という商品です。将棋の駒は、一般的には漢字で書いてあって、駒によって動く方向が決まっています。それだと、将棋をやったことない人は動きが分からないからゲームができないんですよね。家将棋の駒は点と線のサインで動きを表現しているので、パッと見るだけで感覚的に動きが理解できるんです。天然の木で作った、シンプルな将棋は、テーブルの上に出しっぱなしにしてインテリアとしても違和感のないデザインで作っています。以前から、この将棋盤を陶器のようなお皿でできたら面白いなと考えていました。お皿なので、そこにのせる食材を駒に見立てて食べながら遊ぶのって面白いし、新しいよねと思っていました。それを若狹さんに雑談のようにお話ししたところ、「いいですね!」となって。聞くだけだと冗談みたいなアイディアだったのですが、陶芸家の方に将棋盤になるようなお皿を作ってもらう事が実現するとは思ってもみませんでした。

職人の技術で実現した、陶器の将棋プレート

若狹さんの方で、「プロダクトとして面白い展開になりそうなので、作ってみましょう」という事になり、どんなサイズでどういう風に使いたいか、という所をお話ししました。お皿の色や駒を置く目安となるような表現は若狹さんの方で考えて提案していただきました。
こちらからお願いしたことは、将棋盤として使うお皿なので40個の駒を置くために大きくなければいけないのと、将棋として使っていない時は普通のお皿としても使えるものをというリクエストでした。若狹さんからは3種類位の形状の提案と、それを作るためのコストを出していただいて、それを考慮して約30cm角の平皿に決定しました。実は平皿というのは、ある程度の強い圧力でプレスしないと、お皿にゆがみが生じてしまうので作るのがとても難しいそうです。大量生産の工場なら簡単なのかもしれませんが個人の作家さんでそれができる人はあまりいないそうです。幸いなことに、若狹さんは平皿を作る技術をお持ちだったので、理想通りのゆがみのない平皿が出来上がりました。

食べるを楽しむ、ライフスタイルを提案

完成した陶器の将棋盤は、想像以上に素敵なプレートでした。若狹さんならではの瀬戸内のブルーを表現したプレートは、駒を置いた感じもいいのですが、何よりどんな食材をのせても映えるので、いつもダイニングテーブルにだして置きたい逸品だと思います。硬く焼き締めて作られたプレートは割れにくく、日常使いにもおもてなしにも便利ですし、使えば使うほどしっとりとした風合いになってくるそうです。
コラボ商品という事で、将棋の駒と、パッケージや商品パンフレットはこちらで担当しています。実際に食材を駒のようにカットして使っている様子を撮影しました。友人にモデルになってもらい、食べながら将棋をしてもらって、この将棋は、「食べるを楽しむ」という、新しいライフスタイルの提案ができるなと確信しました。
先日出展した見本市で早速展示してきたのですが、バイヤーさんからの評判も良く、今後取引先を増やしていきたいと思っています。

ひとりではなく、コラボレーションだからできること

コラボレーションして良かったなと思うことは、自分だけでは作れないものが作れること、お互いの販路を使って営業できるところだと思います。陶芸と木工というジャンルの違うものを組み合わせることで、これまでにない新しいプロダクトとを生み出せたのもコラボしたからこそ。今後もいろんな方とコラボ商品の企画や制作ができると面白いなと思っています。現在、若狹さんの方の販路で商品を置いていただいたり、百貨店の催事で置いていただくことになっています。私の方でも自社ネットショップでの販売や、卸先への展開などで、販路が2倍になるところもコラボの良さだと感じています。

メーカーとしての経験を活かした商品プロデュース

普段は木のおもちゃや雑貨の企画から制作販売まで行っています。私自身が7歳と4歳の子供がいるのですが、その子たちに買ってあげたいなと思うものが世の中に少ないなと思って、だったら自分で作ってみよう、とこの仕事を始めました。大量生産で作られた画一的なものや、キャラクターもののおもちゃは子供は大好きです。ただママ的にはできるだけ丁寧に作られた、使ったら片づけるのではなくて、飾っておきたくなるようなものを作りたいと心がけています。
メーカーとしての物づくりも続けていくのももちろんですが、メーカーとして自分でブランドを作って販売する経験を活かして企業さんや作り手さんの商品プロデュースもしていけたらと思っています。

インタス

こどもが散らかしても、ママがイライラしなくてすむ、インテリアになる知育玩具の開発・販売を行っています。また開発・運営などのノウハウを活かした、受託の相談も承っております。

WEB
http://www.intus.jp
従業員数
1名
創業
2015年
柳谷 環
プロダクトデザイナー

インタスのその他のお仕事

木のお金の知育おもちゃ
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企画・デザイン/製造/販売
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