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ひろしまのデザイナーと企業をつなぐ相談窓口


御手洗の空気を伝える オリジナルのお土産品
事例 よーそろオリジナル御手洗こまちポーチ
合同会社よーそろ
地域デザイン
アクシス / 合同会社よーそろデザイン事業部
グラフィックデザイン

INTERVIEW

御手洗らしいものを作りたい

広島県呉市豊町の「御手洗」地区は、海沿いに広がる小さな街。江戸時代にタイムスリップしたかのようなレトロな町並みが今も残っています。この町の活性化や伝統的な建造物の活用を目的に、古民家を改装したカフェやギャラリー、小間物、雑貨販売等をされている「よーそろ」の井上さんから、御手洗の雰囲気を感じさせるこの街独自の商品を作りたいので協力して欲しい、というお話をいただいたのが始まりでした。これまでに色々な企画や商品の制作をしてきましたが、その企画の一つに、御手洗で着物を着てSNSで投稿していただくという企画があります。江戸時代の町並みと着物って、やはりマッチするんですよね。その企画を通して御手洗に興味を持っていただく中で、着物に合うポーチが欲しいという声があったのをきっかけに、どこにでもあるポーチではなく、御手洗の歴史と文化を伝える地域ブランドを作りたいね、という事で意見が一致してデザインを進めていきました。

地域らしさを活かす、ここにしかない商品デザイン

御手洗らしさを出すという意味で、この町並みに置いてあっても違和感のないものを意識してデザインしました。御手洗の街にいつもあるものというと、やはり大崎下島のレモンやミカン。「耕して天に至る」という言葉がある位、ミカンの収穫時期にはこの地域全体がオレンジ色に染まっていたらしいです。そういった地域の資源をデザインに入れ込む事で、街の方にも身近に感じてもらえるし、地域らしさが出るねと井上さんとも話をして決めました。
御手洗の街の温かさやゆっくりのんびりした感じを表現する色合いやテイストにしています。お土産として買っていただいた方やそれをもらった方がこのポーチを見て、御手洗を思い出してくれたり、街の雰囲気が感じられるものができたと思っています。ポーチはテキスタイルを私がデザインして生地をつくり、仕立ては御手洗で開催されたイベントで知り合った作家さんにお願いして作ってもらったコラボ商品で、御手洗の歴史と文化を伝える地域ブランドとして発信する「御手洗こまち」の第1弾になります。

「ようわからん」と言う人ほど、頭の中には何かがある

私が大切にしていることの一つなのですが、”対話をする”という事を心がけて仕事をしています。今回も井上さんと、どんなものを作るか対話しながらデザインを進めました。企業のブランディングに関わるデザインのお仕事は、社長さんなどの役員クラスの方とする事が多いです。細かい話になると、「ようわからんけぇ、任せますわ」、「なんでもいいけぇ作ってよ」と言われることもありますが、常に仕事のこと考えていらっしゃる方々ばかりなので、実は頭の中には何かがある場合が多いんです。そういう場合は、具体的にイメージできてないだけでなので、しっかり話をして聞き出すようにしています。その方が後になって話の行き違いが起こりにくいですね。話していたら「あっ、それそうなんよ」という事や実はしっかりご自身でイメージされているものがある事も多いです。

地域の魅力を形にして、伝えていく

私は呉市を拠点にしていますが、御手洗にもよく来ますし、会議やイベントなど出席出来るものはなるべく出るようにしています。同じ場所にいないと分からない事ってたくさんあると思うんです。地域の歴史や魅力を理解し、課題を見つけて解決すること、仕組みを考えたり、そこに生活している人や物事を繋げることもデザインの大切な役割です。そういう意味では、その地域の事を知らない人がデザインするより、そこで活動している人が作る方が外に伝わりやすいし、地元からの支持も得られると思うんです。私自身、井上さんの活動に共感して一緒に「よーそろ」に関わっています。そういう意味では、今回は外のデザイナーに仕事を出すという形ではないのかもしれませんね。

自己満足ではなく、地域や使う人のことを考えたデザイン

今回の商品に限らずですが、見た目にカッコいいのを作って終わりではなくて、”御手洗に来てもらう事”が目的の一つなんです。御手洗でこんなことやっているんだと知ってもらう事で外から人が来てくれて、来てくれた人がお土産を持ち帰ることでまた新しい人が来てくれる。将来的に私たちだけでなく、他の方がこの街で商いをしたり、定住することになれば街の活性化にも繋がりますし、街が活性化すると地域の人たちにも何かしらの還元が期待できます。そういう良い循環が生み出せる一助となれば良いなと思っています。

今回のポーチを制作する中で、テキスタイルのグラフィックデザインで関わらせてもらいましたが、最近ではウェブサイトのデザインが多くなっています。特に、アクセシビリティに特化したウェブデザインが得意です。アクセシビリティとは、ウェブサイトを利用する全ての人が、年齢や身体的制約、利用環境等に関係なく、提供されている情報に問題なくアクセスし、利用出来ることを意味します。例えば、視覚障害のある方に見えにくい色使いのデザインはなるべくしない等、デザインする中である種の規制のようなものが出てくるのですが、そこを考えながら健常者の方にも満足してもらえるデザインをしているというのがすごくやりがいを感じています。アクセシビリティに限らず、どんなデザインでも言えることだと思うのですが、作っても使えないものや売れないものだと意味がないので、見た目のデザインだけではなく、使い手やエンドユーザーの事を考えたデザインをしていきたいと思っています。

井上 明
合同会社よーそろ 代表執行役員
アクシス

コミュニケーションを大切に。ホームページ制作を主として、ロゴ・パンフレット・チラシ・看板など各種デザインをトータルで企画・制作するデザイン事務所です。

広島県呉市中央5-12-28 I・FLAT
TEL
050-3697-0260
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創業
2007年
小林 隆暁
ディレクター / デザイナー

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