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082-242-4170
企業
出井 祥子
たぶせ第二保育園
デザイナー
嵐川 真次
Storm Graphics
1年2年ではなく、永く先を考えたデザイン

田布施町内に私立の認可保育園はここしかありませんが、大正14年から90年の歴史があります。第二保育園は0歳から2歳までの小さい子供たちだけで、安全に保育する環境を昭和54年に作りました。今回嵐川さんにお願いたのは、新しい第二保育園のサイン計画で、子供たちが成長する中で保育士と保護者の関係性を、サインを通してどうつなげていくかを考えていただきました。

出井さんのデザイナーとの関わり方

デザイナーに思いを伝えるには?

嵐川さんが何度かここにお見えになって、私の思いを沢山伝えました。相当の時間をかけて、お互いに話をして、いろんなものを提案していただきました。こちらの保育に対する思いを伝えることから初めていますので、嵐川さんもその思いをどういう形にするのがいいのか悩まれたんじゃないかと思います。

なぜデザイナーに依頼しようと思われましたか?

福祉施設でデザイナーと一緒に仕事をするということはあまりないと思います。保育園は商品を作っているわけではなし、比較するものもないし、この商品の価値をデザインによって上げてほしいということもない。しかし、我々に一番近い、保護者や子供たちの居心地のいい場所を創造する手助けとして、デザイナーさんのプロ知識は非常に有効だと思いました。

どのようにデザイナー(嵐川さん)と知り合いましたか?

最近ではASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)や発達障害も多く、そういったところに非常に細かいケアーが求められていて、第二保育園の建物を建てる計画をしました。こう育てたいというところから、時代に合わせた規模・設備を求めて岩国市の長野総合建築事務所というところとご縁ができまして、そこの設計士の田中さんと話をする中で、いろいろなものを描いていきました。その時自分たちの思っているものが第三者に説明しなくても、ここはこんな感じで作ったんだねということが保護者にも伝わるような思いを形にしていただく方として、長野総合建築事務所から嵐川さんの紹介を受けました。

あなたにとってデザイナーはどういう存在ですか?

この業界とデザインの接点は薄いし、最初デザイナーはいったい何してくれるんだろうと思いました。でも今回、このサイン計画を通じて、私たちが持っているコンセプトを伝えるプロとしての技術を提供してもらいました。
保育園は、1年1年子供たちが成長する場なんですが、その場のデザインを、我々は絵にしたり形にしたりすることができません。これがデザイナーのプロたる由縁だと感じました。

嵐川 真次
Storm Graphics